ヴィーガンコスメ・美容

“ヴィーガン”ってなぁに??

こちらは

ヴィーガンってなに?

という方向けの記事になります✨

 ヴィーガン、ベジタリアンの分類

一般的に、肉を伴わない食生活という思想は「菜食主義」(ベジタリアニズム)、それを実践する人はベジタリアン(Vegetarian)と呼ばれます。
おもに健康や宗教上の理由から、あるいは自身の主義として、動物の肉を食生活から意図的に除外しています。

これに対してヴィーガンは、ベジタリアニズムから派生した分派で、肉にとどまらず「生活から動物由来のものを排除しよう」という「完全菜食主義」(ヴィーガニズム)の考え方を指します。
ヴィーガン(Vegan)は、ベジタリアンの英語Veg(etari)anを短縮して作られた言葉です。なるべく搾取を避ける考えから、蜂蜜も取らないとしています。

なお、ヴィーガン自体にも派生や分派があり、動物由来のものを食生活から排除する「ダイエタリー・ヴィーガニズム」、
動物由来のものは生活すべてから排除する「エシカル・ヴィーガニズム」などに分かれています。

ベジタリアンの中にも、魚をOKとするぺスクタリアンや乳製品はOKとするラクト・ベジタリアン、卵をOKとするオボ・ベジタリアン、動物性食品を摂ることに対してフレキシブルなマクロビアンなど様々なタイプがあります。

 

 栄養は大丈夫?

完全菜食主義に関して栄養を心配する方も多いですが、動物性からしか摂れない栄養素はありません。
(ビタミンB12に関しては本来土や微生物に含まれていて、動物はそれを媒介しているに過ぎません)

ヴィーガンの栄養に関するオススメのドキュメンタリー

  • What the health「健康ってなに?」(Netflix・日本語字幕あり)
  • The game changers(iTunes・日本語字幕あり)

 

肉・魚を食べなくてもタンパク質不足にならない説タンパク質食品を食べたときに体内で作られるタンパク質の量は、「その食べ物の中のアミノ酸がどれだけよく利用されたか」で決まります。 人間の身体は、タンパク質を食べた状態のままでは、利用・吸収することができません。...

 

 ヴィーガンになる理由

①畜産動物への酷い扱い

畜産動物への酷い扱い方を知ってヴィーガンになる人はとても多いです。日本でも行われていることとして、

  •  豚を無麻酔で尻尾を切る
  •  豚の妊娠ストール(母豚が寝返りも打てない檻の中で飼育される)
  •  卵の生産のための鶏の過密飼育(バタリーケージ)
  •  牛を無麻酔で除角
  •  牛を一生繋ぎ飼い
  •  屠殺方法(牛は日本ではキャプティブボルト(屠畜銃)を眉間に打ち、失神させ、片足を釣り上げて逆さ吊りにして、喉を切り裂いて失血死させる。失神は失敗することもあるし、首を切られてから意識を取り戻すこともある。これは豚も同じ)

などがあります。

妊娠ストール

肉用の子豚を産まされる母豚は、妊娠ストール(妊娠クレート)に拘束されています。
拘束されている母豚たちは、どこでも常同行動が観察されます。目の前の鉄格子をかみ続けたり、口の中に食べ物が入っていないのに口を動かし続けたりします。
常同行動は、反復的ふるまいを伴う症状で、繰り返される対処行動、欲求不満、あるいは脳の機能障害によって誘発されるものです。

バタリーケージ

日本の養鶏場の90%以上がバタリーケージを使用していて、卵を産むためだけに一生を狭い格子の中で過ごします。そのスペースを人間に例えると、一生を電話ボックスの中で過ごすのと同じです。

詳しくは、アニマルライツセンターアニマルズジャパンのホームページをご覧ください。

 

②環境保護のため

家畜を育てるには多くの土地とエネルギー、水を消費します。ビヨンド・ミート社によるとハンバーガー1個をヴィーガンのハンバーガーに替えると、

  •  水99%
  •  土地93%
  •  温室効果ガス90%
  •  エネルギー46%

もの削減になるのだそうです❣️

 

 ③健康のため

最新の研究結果でも、ベジタリアンは肉食の人よりも心臓病や糖尿病にかかる確率が50%以上低かったというデータもあります。
ドキュメンタリー映画のWhat the healthやThe game changersでは科学的な根拠やデータを示すとともにアスリートが実際にベジタリアン食に変えた時の血液や身体能力の変化などを記録しています。

健康に関するオススメ書籍
ABOUT ME
Satomi Noda
社会起業家、環境活動家。ヴィーガンコスメブランド『LA VIE STELLA(ラヴィステラ)』代表取締役社長(Founder & CEO)、ブランドプロデューサー。 「7世代先も持続可能なビジネス」をモットーに、日本におけるサスティナブルな消費文化の普及と、人、動物、環境に優しいライフスタイルの普及に努める。 2020年アジアベジタリアンアワードノミネート。
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