健康

日本では添加物扱い?!外国産フルーツのポストハーベスト農薬に注意!

みなさまこんにちは🌜
植物美容家のさとみ(@stm_nd)です(*ˊᵕˋ*)

みなさんはフルーツを買うとき、意識していることはありますか?
今回は「ポストハーベスト農薬」についてお話しようと思います。
ぜひ今後フルーツを選ぶとき参考にしてみてくださいね。

ポストハーベスト農薬とは、

ポスト=後、ハーベスト=収穫

つまり収穫後の農産物に使用する殺菌剤や防カビ剤のこと。

日本では、収穫後の作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されていますが、アメリカなど諸外国から輸入される農産物に使用されていることがあり、
これはなんと『食品添加物』に分類されています。

 

スーパーで売られているオレンジやグレープフルーツ、レモンなどに、イマザリルOPB使用、などの表記がありますよね。あれがポストハーベスト農薬のこと。
品質の保持、効率的に農作物を輸出するために使用されています。

「日本の食品安全行政は外圧に弱い。ポストハーベスト農薬を食品添加物に分類した経緯もそうです」
〜東京大学大学院の鈴木宣弘教授(国際環境経済学)〜

 

約40年前に、淡路島のモンキーセンターで当時頻繁に奇形猿が生まれ、原因を調べると飼料のアメリカ産大豆と小麦の収穫後に使用するポストハーベスト農薬だったそうです。

2017年12月には、日本は輸入時(アメリカ産穀物全般)のグリホサート農薬残留基準を大幅に緩和し、

小麦粉 6ppmから30ppm
大豆 20ppmー30ppm
蕎麦は400倍(!!)

など、本来規制すべきものが緩和される方向にあります。

ゆうちゃん
ゆうちゃん
こんなことになっていたなんて知らなかった!
さとみ
さとみ
農薬や添加物は国によって認可や基準値が全然違うんだよ

 

現在日本に流通しているポストハーベスト農薬は

オルトフェニルフェノール、チアベンダゾール、ビフェニル、ピリメタニル、
ピペロニルブトキシド、ジフェニル、イマザリル、フルジオキソニル、アゾキシストロビン

など。

ポストハーベスト農薬は濃度が非常に高く、農薬の性質上、
皮に付くだけでなく中まで浸透する危険性があります。
また、ポストハーベスト農薬の中には発癌性が高いものも多くあります。
輸入品の柑橘類を買う時は必ずポップを見るようにしてみてくださいね。

 

ポストハーベスト農薬が使用されている危険性がある食品には

レモン
ミカン
バナナ
ジャガイモ

大豆
小麦

などがあります。
中でも、小麦は85%が輸入品です。
さらにパンに使用されている小麦に限れば99%が外国産です。

小麦は国産のものを手に入れること自体が難しいですが、
オーガニックのものを選んだり
醤油や大豆製品、米など国産を選ぶことでこれらの危険性を避けることができ、
また日本の食料自給率を上げることにも繋がります。

 

要点まとめ

・農薬や添加物の基準値は国によって全然違う。外国で規制や禁止されているものが日本で当たり前に流通しているものがたくさんある
・外国産パスタを買うときはオーガニックのものを選ぶ
・なるだけ国産の農産物やフルーツを選ぶ
・今後の残留農薬基準値緩和のニュースにも注目

 

ABOUT ME
Satomi Noda
社会起業家、環境活動家。ヴィーガンコスメブランド『LA VIE STELLA(ラヴィステラ)』代表取締役社長(Founder & CEO)、ブランドプロデューサー。 「7世代先も持続可能なビジネス」をモットーに、日本におけるサスティナブルな消費文化の普及と、人、動物、環境に優しいライフスタイルの普及に努める。 2020年アジアベジタリアンアワードノミネート。
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