ニュース

マクドナルドの100%植物由来「McPlant」2021年に全世界で発売

こんばんは🌖
(株)ラヴィステラCEO、植物療法士のさとみ(@stm_nd)です☺️

今年は代替肉にまつわるニュースが後を立ちません。
ついにマクドナルドも、100%植物性の「McPlant」を発売することを発表しました👏

  • 米マクドナルドは11月9日(現地時間)、植物由来のハンバーガーや「チキン」など、肉を使わないメニュー「マックプラント(McPlant)」を展開すると発表。
  • ブランディングに真剣に取り組んでいるこのファストフードチェーンが「Mc」をつけたことで、植物性食品への長期的な取り組みを明らかにしている。

 

ケンタッキー、バーガーキングに遅れをとっていたマクドナルド

ファストフード各社の植物肉

バーガーキングはImpossible Foodsの協力を得てImpossible Whopperを発売。ケンタッキーフライドチキンはBeyond Meatと組んで植物性ナゲットを提供し、発売日には長蛇の列ができて話題になりました。


こうした植物性のバーガーやチキンに関する企業間競争に遅れをとってきたマクドナルド。

Beyond Meatの広報担当者はロイターに対しメールで

「Beyond MeatとマクドナルドはMcPlantのプラットフォームで利用可能な植物ベースのパティを共に開発しました」

と述べました。

ただし、現時点ではマクドナルド側はMcPlantのパティにどのメーカーを利用するかという情報の詳細を公開していないとのこと。

USA Todayによると、McDonald’s(マクドナルド)は2021年前半にも「McPlant」を世界中の市場に提供する予定だそう。

 

カナダでのテスト販売

マクドナルドは2020年初めにカナダのオンタリオ州で「P.L.Tバーガー」という植物ベースのハンバーガーのテスト販売を行っており、その中でもBeyond Meatを使ったハンバーガーが特に人気だったとのこと。

ボーデン氏によれば、同社の独自製法はバーガー、代替チキン、朝食のサンドイッチなど植物性製品全般に広がる可能性があるそう。

 

ドイツ、英国、香港、イスラエル、カナダ、フィンランドなどでは、すでにベジタリアン向けサンドイッチがあるそうですが、今回の「McPlant」は全世界が対象。
これはものすごい規模です👏✨

 

今後激化が予想されるプラントベース市場

代替タンパク質の主要メーカーであるImpossible FoodsとBeyond Meatは、これまでファストフード市場を順調に切り開いてきましたが、マクドナルドが独自製法で参入すれば、両社にとって打撃となることが予想されます。

 

多くのファストフードチェーンが植物ベースの製品を提供する中で、マクドナルドのMcPlantはむしろ後発と言えますが、
マクドナルドのCEOクリス・ケンプチンスキー氏は、

「植物ベースの製品は現代の消費者のトレンドであり、マクドナルドにとって重要なのは『植物ベースのハンバーガーを販売するかどうか』ということではなく『いつ販売するか』ということです」

とコメントしました。

McPlantのラインでは、ハンバーガーのほか、チキンバーガー、朝食のサンドイッチなどを提供する予定で、アメリカ・マクドナルド代表のジョー・アーリガー氏は2021年に肉不使用のクリスピー・チキン・サンドイッチを販売すると述べています。

代替肉の開発技術の発達や価格競争によって本物の肉よりも栄養価が高く、さらに安くおいしく食べられるようになる時代はもう近いかもしれません。☺️

 

 

ABOUT ME
Satomi Noda
社会起業家、環境活動家。ヴィーガンコスメブランド『LA VIE STELLA(ラヴィステラ)』代表取締役社長(Founder & CEO)、ブランドプロデューサー。 「7世代先も持続可能なビジネス」をモットーに、日本におけるサスティナブルな消費文化の普及と、人、動物、環境に優しいライフスタイルの普及に努める。 2020年アジアベジタリアンアワードノミネート。
スクールの先行案内、イベント情報を配信